Shieldsパネルには何が表示されているのですか? フォローする
Shieldsパネルの表示について理解を深めると安全なブラウジングという観点でとても役立ちます。ここではShieldsパネル全体の詳細や、どのような機能をしているのかを紹介します。
Shieldsの有効/無効
このトグルスイッチはShieldsが有効か無効化を表します。Shieldsの "電源" ボタンのようなものです。Shieldsの有効/無効の状態によってアドレスバーのShieldsアイコンの表示が変わります。
以下はShieldsが有効なときの表示です。
- アイコンの色はオレンジです。
- Shieldsによる保護機能は有効です。現在表示されているWebサイトにおいてコンテンツブロックがアクティブになっています。
以下はShieldsが無効なときの表示です。
- アイコンの色はグレーです。
- Shieldsによる保護機能は無効です。現在表示されているWebサイトにおいてコンテンツブロックは機能しておらず、全てのコンテンツが表示されます。
ドメイン名、ブロック数
このセクションの中央には、現在アクセスしているサイトのドメイン名が、Braveがブロックしたページ要素の総数と一緒に表示されます。このパネルで設定を変更したとき、設定変更が反映されるのはこのドメインのサイトだけになります。ブロック数は、サイトを離れるかページを再読み込みするたびにリセットされます。
Protections
Shieldsはトラッキングソフトウェアからフィッシング/マルウェアなどの攻撃まで、様々な種類のオンラインコンテンツをブロックします。ここに表示される保護機能の一覧はデフォルトのShields設定のものと同じです。
トラッカーと広告をブロック
ここでは広告/トラッカーブロック機能の設定を選択することができます。ここの設定は広告とトラッカーの両方に対して適用されます。ほとんどのWeb広告はユーザーのトラッキングを行なっています。どのトラッカーが広告を制御しているかということではなく、Braveは一つのスイッチで広告とトラッカーの両方を制御します。
右側に表示されている数字はブロックされた広告/トラッカーの数です。この数字をクリックするとBraveが現在のドメインでブロックしたコンテンツの一覧が表示されます。
デフォルトではBraveは閲覧しているWebサイトの一部でもある1st Party広告はブロックしません。ドメインの外部をリソースとする広告やトラッカーがブロックの対象となります。1st Party広告はユーザーを監視しているわけではありません。Web全体のアクティビティを監視する広告やトラッカーはほぼ全て、すでにブロックされています。また、広告なのか、サイトの一部であるのか判別が難しいケースも多々存在します。
「スポンサーによる」ブログの投稿を例に考えてみましょう。これはブロックされるべきでしょうか? また、あなたが探している製品やそのアクセサリーに関する通販サイトの提案はどうでしょうか? Braveはトラッキングを行うコンテンツ(ほとんどの広告が該当します)のみをブロック対象にすることで、このようなケースを避けています。
ただし、Shieldsにはすべての広告/トラッカーをブロックするオプションもあります。すべてのトラッカーと広告をブロック
を選択すると1st Partyを含む全ての広告/トラッカーをブロックします。
接続をHTTPSにアップグレードする
全てのWebサイトでBraveブラウザはセキュアなHTTPS接続をデフォルトで試みます。もしもアドレスばセキュアでないHTTPプロトコルを指定していた場合、Braveは最初に自動的にセキュアなHTTPSにアップグレードします。WebサイトがHTTPSをサポートしていない場合、BraveはHTTPを使用します。
HTTPSアップグレードは、アドレスバーへの入力やページ内リンクのクリックによって手動で開始されるナビゲーション、スクリプトによって開始されるトップレベルのナビゲーションなど、ブラウザのメインフレームで発生するナビゲーションに対して行われます。サブリソースについては、BraveはHTTPSページ内の安全でないパッシブなコンテンツ(画像やメディアなど)のアップグレードを試み、アップグレードに失敗した場合はリソースをブロックします。Braveは、HTTPSページ内の安全でないアクティブなコンテンツ(スクリプト、CSSなど)をブロックします。サブリソースのアップグレードはこの機能の影響を受けません。
特定のWebサイトにおける自動アップグレードの無効化をするには「接続をHTTPSにアップグレードする」を「HTTP接続をアップグレードしない」に変更します。
Braveは安全でない接続に対するより強力なプロテクションも提供しています。
スクリプト制御
デフォルトではBraveはJavaScriptは全てのサイトで有効になっています。多くのWebサイトでページの表示や、動的制御にJavaScriptを使用しています。スクリプトを無効にした場合、ブロックされたスクリプトの数が右側に表示されます。
広告/トラッカーブロックと同じように、このブロック数をクリックすると、ブロックされたスクリプトに関する詳細が確認できます。ただし、スクリプトブロックを行うと多くのサイトが正しく動作しなくなることに注意してください。
クッキー制御
この設定では、現在アクセスしているドメインにおいてBraveが1stまたは3rd PartyのCookieをブロックするか選択します。デフォルトではBraveは1st Party Cookieを許可し、その他3rd Party Cookieはブロックします1st Party Cookieは通常Webサイトへのログインなどで必要になります。
クッキー制御設定はコンボボックスメニューから以下のいずれかを選択します。
- 全てのクッキーをブロック: 1st Partyも3rd Partyも全てのCookieをブロックします。
- サードパーティのクッキーをブロックする: 1st Party Cookieは許可し、その他のCookieをブロックします。
- 全てのクッキーを許可する: 1st Partyも3rd Partyも全てのCookieを許可します。
フィンガープリンティングブロック
クッキーをブロックしたとしても、いくつかのWebサイトではブラウザや端末の様々な情報を比較して、それらの特性からユーザーの識別や追跡を行うことがあります。このアプローチは "フィンガープリンティング" と呼ばれます("デバイス識別" という言葉が使われる場合もあります)。
この設定を有効にすると、デバイスを区別するために一般的に使用される多くの機能を無効にして、データを取得しづらくなります。すべてのサイトが悪意のある目的でこれらの機能を使用しているわけではありません。オンラインゲームをホストしているサイト、地図を表示しているサイト、オーディオ/ビデオ編集を許可しているサイトでは、適切な目的を持ってこれらの技術を使用しています。この設定によってオフにされた機能は、あなたを追跡する目的で設計されたものではありませんが、トラッキングのために使用される場合もあります。
Braveはデフォルトでフィンガープリンティングをブロックします。特殊なケースではフィンガープリンティングをブロックするとサイトが正しく動作しない場合があります。そのような場合はフィンガープリンティングブロックを無効にしてください。
フィンガープリンティングブロックが有効になっていると、デバイスを識別するための数値に微量なランダム性を混ぜます。ほんのわずかな補正ですが、トラッキングを防ぐには十分です。
また、フィンガープリンティングブロックによりサイトが正しく動作しない場合、フィンガープリンティングブロックの細かな設定を制御することができます。フィンガープリンティングブロックの右側の矢印をクリックすると、個々のフィンガープリンティングブロックの項目が表示されます。
Braveがどのようにフィンガープリンティングを防いでいるかを詳細にブログに記述させていただきましたので、もしよろしければご覧ください。
このサイトを閉じる際にデータを削除
この設定を有効にすると、現在アクセス中のドメインのページを閉じたとき、または別のドメインに移動したときに、自動的にサイトデータの削除を行います。この設定は第三者と共有している端末で、特定のWebサイトのみアクセスした痕跡を残したくない場合に有効にします。詳細につきましてはこちらのBlog記事をご覧ください。
フィルターリストとグローバルのデフォルト設定
フィルターリスト
「フィターリスト」をクリックすると、brave://settings/shields/filters
に遷移します。このページではWebサイトの閲覧時に有効となる個々のフィルターリストを選択することができます。フィルターリストに関する詳細はこちらのヘルプ記事をご覧ください。
グローバルのデフォルト設定
「グローバルのデフォルト設定」をクリックすると、Shieldsの設定画面に遷移します。設定に関する詳細はこちらのヘルプ記事をご覧ください。