Web3 Brave Talkとは? Follow
Web3コールは、Brave Talkの特別機能です。特定のNFTを所有している人だけがビデオ通話に参加できるように、Web3サービスを通話のゲートとして使用します。
Web3 Brave Talkでは新たにコールを開始するたびにSimplehashと呼ばれるサービスを通じて、ユーザーのWeb3ウォレットアドレスにマッチするNFTアドレスを調べます。アドレスの検索は匿名プロキシ経由で行われるため、Braveのサーバーがアドレスを記録することはなく、またBraveはコールに参加しているメンバーを把握することもできません。
Web3コールは、通常のBrave Talkと同じインフラを使用します。ただし、(ブロックチェーンで公開されている)NFTやPOAPを使用するため、Web3コールのメンバーは匿名ではあっても、ウォレットアドレスや所有するNFTは非公開ではありません。
Web3 Brave Talk FAQ
Brave Talkは、ブラウザ上で動作するプライバシー保護に特化したビデオ通話サービスです。4人までなら時間制限なく無料で利用できるほか、大人数向けの有料プランもあります。
Brave Talkを使用したWeb3コールは、ホストがNFTを作成し、NFTを使用してコールへのアクセスをコントロールできるようなチケットシステムを提供します。また、Web3サービスをコールへのゲートとして利用し、特定のNFTの所有権を証明できる人だけがビデオ通話に参加できるようになります。
Web3ウォレットを使用することで、シームレスにこれらの機能を体験することができます。参加者はWeb3ウォレットを使ってログインするだけで、承認されたNFTがウォレットで保持されていれば、ワンクリックでコールに参加することができます。また、認証のためにユーザー名やEメールを必要としないため、プライバシーが守られるという利点もあります。
プライバシーに関する補足:Web3エコシステムは匿名ですが、長い文字列の英数字のウォレットアドレスとNFT IDは、すべてブロックチェーン上で公開されています。これがまさにWeb3エコシステムであり、全体としてこのシステムには多くの利点があります。
例えば、Web3ウォレットでコールに参加すると、Simplehashというサービスを使ってパブリックブロックチェーン上でウォレットアドレスに関連するNFTを自動検出します。このサービスがNFTを表示するので、ワンクリックで所有権を証明することができます。自分自身でNFTを探す必要はなく、すべてバックグラウンドで行われます。
なお、ホストや参加者は匿名でWeb3コールを利用できますが、Web3ウォレットのアドレスやNFTは公開されていることにご留意ください。
Start a Web3 Call
をクリック/タップすると、プロフィールに使用するNFTの設定や、POAPまたはNFTコレクションのいずれかを使用して参加者のアクセス制御を設定することができます。Web3コールに参加したいユーザーは、ブラウザウォレットを有効にする必要があります。任意のソフトウェアウォレット(Braveウォレットが使用できますが、その他のウォレットも使用できます)、ハードウェアウォレットが使用できます。参加者はまた、参加したいBrave TalkルームのURLをが必要です。
任意のブラウザ(Brave、またはその他のブラウザ)にURLを入力し、ウォレットを接続します。ウォレットパネルが開いたら、適切なウォレットアドレスを選択し、次へ
とメッセージに署名
をクリックします。アバターとして使用するNFTを1つ選択するよう求められますが、これはオプションです。
最後にミーティングに参加
ボタンが表示されます。このボタンは、ホストとのコールへの「ドア」になっています。このボタンをクリックすると、コールに参加することができます。
ホストは、無制限にBrave Talkルームを作成し、任意のPOAPまたはNFTコレクションによるアクセスコントロールを使用することができます。Web3コールを作成するには、ホストがアクティブなBrave Talkプレミアム加入者である必要があります。
Brave Talkプレミアムでは、コールのレコーディング、参加者のミュートや入力パスコードなどの管理ツールなど、数百人規模のコールに対応した機能を提供しています。プレミアム・サブスクリプションは、30日間の無料トライアルがあり、その後は月額7ドルです。
コール参加者は、Brave Talk Premiumへの加入は必要ありません。コール参加者は、必要となるPOAPまたはNFTを所有していれば、Web3コールに参加することができます。参加に際して、登録等は必要ありません。
Web3コールへの参加に必要となるPOAPまたはNFTを所有するためのコストは様々です。
POAPは、Proof Of Attendance Protocol(イベント参加を証明するプロトコル)により作成されたデジタルチケットです。イベントやコミュニティ、目標や経験を共有するグループを象徴するイメージなど、さまざまな用途で使用されています。
すべてのPOAPはユニークで変更不可能なシリアルナンバーを持ち、非代替性を備えています。POAPは、POAPスマートコントラクトでミントされるスタンダードERC-721トークンです。
NFT(Non Fungible Token)とは、画像、動画、楽曲などのデジタル資産の真正性、独自性、所有権を証明する、ブロックチェーン上に記録された固有のデジタル識別子です。NFTは、美術品やコンサートチケットなどの収集品と同じように、誰でも所有・取引することができます。NFTは、暗号通貨と同様にクリプトウォレットに保管されます。
POAPやNFTは、ビジネスの発展や実用性の提供を目指すブランド、企業、アーティスト、起業家にとって、ますます身近になっています。ユーティリティには、権利、チケットシステム、不動産、ゲーム、音楽、ファッションなど幅広い分野が含まれます。
Web3コールは、こうしたデジタルな証明手段をチケットやアクセス認証カードのように利用する、新しい形のトークンゲートです。
NFTコレクションとは、同一の組織が作成したNFTのグループです。例えば、写真家はそれぞれ異なる写真のNFTコレクションを作成し、一つ一つをユニークな1/1エディションとして販売することができます。また、同じ写真の限定版(NFT)を100枚、さまざまな人に販売するようなことも可能です。
クリエイターやインフルエンサーは、Web3のライブコールで、特定のNFTの所有者だけに特別なシーンの裏側へのアクセスを提供することができます。ミュージシャンは、ツアー中のショーの合間にVIPとのコールを開催することもできます。ファンとのライブコールは貴重な特典となり、NFTコレクションを所有する価値を高めることができます。
トークンゲートな特徴を持つイベントや機能は、1つまたは複数の指定された暗号資産(暗号通貨やNFT)の保有者のみにアクセスが厳密に制限されます。物理的、またはデジタルなチケットやライセンスのように、トークンゲートはブロックチェーン技術を使用してイベントや機能へのアクセスを制御する信頼性の高い手段です。
- トークン・ゲート・ビデオコール:Web3 Brave Talk のコールでは、ユーザーが選択した独自のNFTやNFTコレクションを使用してビデオ通話のトークンゲートとして使用することができます。
- NFTプロフィール画像:ユーザーは接続したウォレットから.jpeg/.png/.gifのいずれかのNFTをBrave Talkのプロフィール画像として使用できます。これをクリックすると、誰でもNFTの詳細を読むことができ、ウォレットの所有者が選択した他のNFTを見ることができます。
- 保有者限定チャット:Twitchの「Sub only」チャットのように、コールのホストはテキストチャットへのアクセスを限定的にしたり、指定した暗号資産の保有者だけが閲覧できるようにすることができます。
- モデレーター権限の設定:ホストは、テキストおよび音声チャットのモデレーター権限を他のユーザーに委譲することができます。ホストによってホワイトリスト化されたNFTでトークンゲートが行われ、モデレーターは以下の操作を行うことができます。
- 全員のミュート/全員のビデオの停止
- 参加者自身がミュート解除することの許可
- 参加者自身がビデオを開始することの許可
- 全員ミュートでの開始
- 全員ビデオ無効での開始
- 全員をモデレーターに従ってもらう
- 全員のリアクション音のミュート
- レコーディングの開始/停止
- ロビーの有効化
- 他の参加者へのモデレーター権限の設定
- 参加者にミュート解除を促す
- 特定の参加者以外全員をミュートする
- 特定の参加者以外のカメラを無効にする
- トークルームから追い出す
コールに参加できるのは、ホストと必要なトークンを所有している人だけですが、認証後ユーザーは好きな名前やアバターを使うことができます。
いいえ、開発者でなくてもNFTコレクションを作成することができます。開発者でなくても、1行のコードも書かずに簡単にNFTコレクションを作成し、スマートコントラクトを編集できるツールが数多く存在します。
NFTコレクションの作成(またはミント)とは、トークンをブロックチェーン上に公開し、取引可能にすることを意味します。
ミントに先立ち、スマートコントラクトが必要です。スマートコントラクトとは、コントラクトの条件に従ってイベントや行動を自動的に実行、制御、または文書化することを目的とした取引プロトコルです。つまり、あなたのコレクションにあるNFTで何が可能かというルールを定義するものです。このように、スマートコントラクトはNFTコレクションの重要な要素となっています。
NFTコレクションのミントコストは、主にミントを行うブロックチェーンに依存します。例えば、「ガス代」(ブロックチェーン上で操作を実行するのに必要な計算工数に相当)は、SolanaよりもEthereumの方が高いことが多いです。また、コストは使用するツールやそのサービスの料金にも依存します。OpenSeaでは、簡単なコレクションを無料で作成することができます。その他、無料または安価なものとして、manifold.xyz、rarible.com、zora.coがあります。
クリエイターがNFTを配布する方法はいくつかあります。最も一般的な方法は、顧客にNFTを購入、ミントしてもらうことです。顧客にはガス代に加えて、NFTを販売する価格が請求されます。ミントはプライベート(許可されたウォレットアドレスだけがあなたのコレクションからNFTを造幣できる)かパブリック(ブロックチェーンのすべてのアドレスがミントできる)のいずれかで行われます。また、フリーミント、プライベートミント、パブリックミントなど、段階的にミントを構成することも可能です。
他には、NFTを自分でミントして、参加してほしいアドレスに送るという方法もあります(Airdropと呼ばれる方法です)。この場合、トランザクションごとにガス料金を自分で支払う必要があります。